ジュピ公式サイト ツインレイストーリー 最終話 ツインレイ男性の本当の気持ちに触れた夜明け、2人が出した結論は…

最終話 ツインレイ男性の本当の気持ちに触れた夜明け、2人が出した結論は…


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社内でたいへんな事件が起きて、ちょうど1年が経とうとしていた頃でした。

カンタくんは責任を取り、大きな団体のトップを辞任していました。

今だから言えますが(今もまだあまり言いたくありませんが(;・∀・))、
初編7話で勃発した”超危機的問題”は、
続編3話の際にローカル的にちょっと報道されちゃうレベルの問題でして、

※その最中に全く別件で全国ネットニュースにも出ちゃう事件もあり…(;´Д`)

その余波はかなり大きく…、
誰もが知るメジャーな報道番組がカンタくんを中心に団体の活動を半年間追いかけていて、
放送日も決まっていたのですが、見事にお蔵入りしてしまったりもしました。

このお蔵入り騒動は、数ヵ月もつれにもつれ、この頃やっと解決しました。

代表取締役であるカンタくんの責任は重大であるが、
その団体の活動に時間を要しすぎて、
自社の管理が行き届かない状態を招いた団体側にも責任があるという形で、
彼が作り上げた団体のトップを、彼は退きました。

会社的には売上も好調で、平穏を取り戻しつつある状況でしたが、
カンタくんは男性として、「トップを降りる」という選択をした事に、
清々しい気持ちもある反面、かなりダメージを受けていたようです。

「あの頃は死にたいとさえ思った、精神的にかなりきつかった。」

と、よく当時を振り返り話していました。

。。。

。。。

。。。

続編9話で、久々に我慢しきれずに”1回別れたけれどヨリを戻して”
キスをした1ヵ月後、また2人で食事へ行き、普段通り仲良く会話をしていました。

「それにしてもカンタさんって、私が怒ってる時はホント全然電話して来ないよね。」

とジュピが言うと、

「俺はお前の事は会ってなくても全部分かるんだ、なぜだか知ってるか?」

と訊かれたので、首をかしげて、なんでかな~?のポーズをしていると、
唐突に、

「愛してるからだ(キッパリ!)」

と言われました。

嬉しいけれど急すぎてどんな返答をすればいいのかワタワタしてしまい、
無言でいると、

「お前はどうなんだ?」

と、真っ直ぐに私を見つめ、いつになく直球で聞かれたので、

「そりゃ…、私も愛してるよ。」

と、少し恥ずかしそうに答えると…、

カンタくんが突然、ポロポロと涙をこぼし始めました。

私はすっごく驚いて、どうしたの?泣かないで、大丈夫だよ、
と声をかけながら、彼の方へ手を伸ばし、頬をつたう涙を拭い取りました。

「今がしんどいな…。うまくいく方法ないかな。」

彼はそう言って、ポロポロポロポロ泣き続けました。

今思えば、前述の出来事もあり、かなり精神的に参っていたんだと思います。

カンタくんが弱音を吐くことなんて滅多にない、どころか、
いつも強気すぎて鬱陶しいくらいなのですが、
ジュピにはこんな弱い姿もさらけ出してくれます。

高い高いところを目指しているカンタくんですから、彼にとって私は、
一緒に高みを目指すかけがえのないビジネスパートナーである反面、
自身の葛藤、負けそうな弱い自分、うまくいかない事を嘆き悲しむ等々、
低い低い感情を引き出す存在でもあるのです。

カンタくんは、私にとっても葛藤の連続を引き起こす存在です。

だからこそ彼の涙の意味が痛いほど理解できるので、
とてつもなく切ない気持ちになりました。

。。。

。。。

。。。

「俺達、一回別れたよな?」

誰もいない場所へ移動し2人きりになると、
カンタくんは続編9話の時と同じように、再び私にこう訊いてきました。

ジュピは、カンタくんの膝の上に向かい合って座りました。

※下ネタを言いますが、対面座位的な、騎乗位的な感じですw

「そうだね。でももう2度と別れない。ずっとずっと心が繋がってるから。
前にも言ったじゃん。私達が一緒にいるのが当たり前な世の中にしていこうって。
だからまず周りの人を幸せにしていこうって。」

彼の首に両手を回し、見つめ合い、強く抱きしめ合い、
濃厚なキスを、何度も何度もしました。

カンタくんは私の背中に手を回し、ゆっくりと優しく撫でながら、
それでもまだなお躊躇している様子で、
服の中に手を入れたかと思えばやっぱり出し、

「家族を1番に。俺は2番目でいいから。」

「お前が行きずりの女だったら…、すぐ抱けるのに。」

等々言ってみたり、
でも再び服の中に手が入ってきてブラのホックを外したかと思えばまた出し、
を繰り返し続け、

「よし、今日は背中だけ。」

と独り言のように呟いて、優しく背中を撫でていました。

「カンタさん、触って。お願い。触って欲しいの。」

ジュピはお願いしてみました。

カンタくんの理性の壁を少しだけ崩壊させることに成功し、
カンタくんはゆっくりと手を背中から、前へ前へと移動させてきました。

私の胸の膨らみをじっくりと確かめるように、
下からそっと持ち上げるように触れ、優しく愛撫し、

ものっっっすごくカッコいい顔面で私を見つめてきます。

「ジュピ、お前は本当にキレイだ。」

「カンタさん、ビックリするくらいカッコいい。」

この日のカンタくんが、本当に忘れられないくらいにカッコよかったのです。

カンタくんは写真映りがすごく良くて、
未だに写真を見てドキッとするレベルにカッコいいと感じてしまう時があるのですが、
この日は特別、本当に”どうしたの?”ってほどにカッコよかったです。

「ジュピ、俺は浮気は絶対しない。こういうことをするのはお前だけだ。」

「カンタさん、私もだよ。カンタさん以外とは絶対やだもん。」

「でもな、ジュピ。
…俺は、お前と触れ合うと感情のコントロールが効かなくなる。
自分で自分を止められなくなりそうなんだ。

足の先から頭のてっぺんまでお前を愛撫して、
お前に俺の全てを激しくぶつけてしまいそうになる。

燃えるような恋になって、お前の周りの何もかもに嫉妬する。
ずっと側にいないと気が済まなくなる。
…だから我慢してるんだ。」

ジュピは、今までのカンタくんの行動の全てが私への”愛ゆえ”だったことを、
この時ハッキリと言ってもらえた気がしました。

近付き過ぎると避けられて、
本当に不安で悲しい気持ちを何度も何度も経験しましたが、
続編5話で初めて「愛してる」と言ってくれた日、
私と触れ合うのは「七夕くらいでいい」と言ったことも含め、
カンタくんの全ての行動や言動が腑に落ち、
本当に彼が愛しくてたまらなくなりました。

TRUE HEARTSさんとまいたけさんのように、
信じあう2人の、2人だけの宗教のように、
罪悪感という三次元の現実がもたらす感情を超えていくには、
相当な覚悟や”信じ切る”勇気が必要なのかも知れません。

好き、愛してる、セックスしたい、
という溢れる気持ちを無理に止めることはしなくとも、
そこにエゴや独占欲、自分達さえ良ければいいというような身勝手な行動が伴うと、
2人を取り巻く環境は低次な世界になり、
それ相応の報いを受ける結末しか想像ができません。

好きすぎて、愛しすぎて、触れ合いたくてたまらなくて、
この感情にどんな意味があるのかと自問自答し、
私達には何らかの使命があると見出し、ツインという存在に行き着きました。

彼が欲しくて、でも手に入らなくて、
どうしてもやり切れない時はいつも私の心にエゴが湧き出てきます。
低俗な発想が芽生え、その発想に支配されそうになったり、
もう逃げ出して何もかもを失くしたい!と、自暴自棄になる事もあります。

なぜこんなに傍にいるのに、目の前にカンタくんがいるのに、
私達は触れ合うことを躊躇しなければいけないんだろう。

…その時に出した私の答えは、

”人の不幸の上に自分達の幸せは成り立たないから”

。。。

。。。

。。。

彼は”我慢している”というシンプルな言葉で、
私への執着を手放そうとしている事を、一生懸命伝えてくれました。

涙を流すほどの苦しみを伴いながらも、私と私の家族の幸せを願ってくれています。

私も、彼と彼の家族の幸せを、自分と自分の家族のように願い、
彼が大切にする全てのものを彼と同じように大切にしていくことができたら、
そんな風に心から思えるようになった時にはきっと、
ステージが上がっているのだと思います。

カンタくんへの強い、強すぎる執着を手放し、2人で高次な世界を目指す。
そこに私達ツインレイの統合があるのだとジュピは思っています。

私達は向かい合って見つめ合い、キスをしながら、
この儚い時間、もう2度と訪れないかも知れない触れ合いを、
名残惜しむように、愛しみながら過ごしました。

言葉には出さずとも、これからまたしばらく、
もしくは永遠に私達は触れ合わないであろうことが、
お互い言葉に出さずとも何となく解るので、
どうしても離れがたく、かなり長い時間こうしていました。

だんだんと外が明るくなって来て、そろそろタイムリミット、
という時間まで一緒にいました。タクシーを2台停めて、
そのままその足で出張に向かう彼に、

「行ってらっしゃい!気を付けて!!!」

大きな声で叫び、私達は同時にタクシーに乗り込みました。

タクシーの中で、カンタくんからのメッセージを受信しました。

そこにはひと言、こう書かれてありました。

「夢からさめるわ。」

おわり

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