ジュピ公式サイト ツインレイストーリー 最終第1話 ツインレイは魂の片割れだけに、割れまくる現象。

最終第1話 ツインレイは魂の片割れだけに、割れまくる現象。


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続編最終話のあと、夢からさめた私達は、

粛々と、とにかく粛々とお仕事をする、そんな毎日を送っていました。

 

以前のように、なぜ愛し合っている私達が離れていなきゃいけないの?

なんて嘆くことはなく、彼の愛をしっかりと受け止めたジュピは、

「愛ゆえ」の、この距離感であることを知っていました。

 

 

そんなある日、カンタくんがネットで購入したものをチェックしていて、

とんでもないものを見つけてしまいます。

※ジュピはカンタくんと、アマゾンや楽天のIDパスワードを共有しているため。

何を購入したか、業務上もプライベートも丸見えです。

 

精 龍 魂 ・・・ナントカ

 

みたいな名前です。

 

 

ん?なんだこの強そうな名前の品物は?

 

あ!!!(何かを察する)

 

…け、経費ではないですね、

ちゃ、ちゃんと個人のクレジットカード使って購入してますね、

ヨシヨシ…

ヨシヨシ…

 

と、真っ昼間からちょっとテンパりながら事務処理をしました。

 

 

 

どうしたんだカンタ?!

何を企んでいるのだ?

 

なんて少し思いましたが、この代物、

続編最終話で私達が最後に愛を語り合った日、

そう、明け方まで一緒に居た日、

まさにその日に購入されていました。

 

「夢からさめるわ。」

 

とかカッコよく言っておきながら、

その後ちゃっかりこんなものをアマゾンでポチっているカンタくんです。

まだちょっと夢の中だったのでしょうか(^-^;

 

。。。

。。。

。。。

 

私は本社勤務で、事務全般と細かな経営判断を担っていましたが、

この頃、とっても問題のある事業所がひとつあって、

どうメスを入れようかと思い悩んでいました。

 

そんな時、カンタくんがとんでもない事を言い出しました。

 

 

「ジュピ、お前があの事業所の責任者になるんだ。」

 

現場経験のない私を、その現場の責任者として送り込んだのです。

といっても、以前から担っている業務を手放せる訳もなく、私は、

本社責任者と現場責任者という、二足の草鞋を履くこととなったのです。

 

 

現場のずさんな現状を目の当たりにし、私は、

徹底的にテコ入れをすることにしました。

 

特に書類関係が壊滅的にできておらず、

スタッフ全員でやろう!とミーティングしていると、

1人だけ浮かない表情のスタッフがいます。

 

前責任者です。

 

問題のある事業所の前責任者は降格し、

現場のいちスタッフとして配置されていました。

 

今まで何年も自分が責任者として守ってきた事業所に、

何の経験もない私が急に現れ、しかも責任者の座まで奪ってしまった。

面白くないのは百も承知です。

 

「どうしたの?〇〇さん、気分悪いの?」

「いいえ、別に。」

「じゃあちゃんと話し聞いてくれる?鬱陶しそうにしないでくれる?」

「そんな事してません。」

「してるから言ってるんだよ、何?拗ねてんの?」

「拗ねてません!」

「じゃあ何だよ!ちゃんとやろうよ!何だよこれ?!(書類を指して)

これだから来たんだよ!こんなことになってなかったら来てないんだよ!

誰のせいだよ!逆ギレすんなよ!」

 

と、立場上パワハラになってしまうの?と思うくらいにキレておきました。

※怒りたいのはこっちだ!どんだけ忙しくなったと思ってんの?って、

それはそれはもう、ふんだんにブチギレておきました。

 

 

それからというものの、

午前中は本社で山ほどかかってくる電話や来客対応、事務処理等諸々を片付け、

午後から現場へ出向き、ミーティングや管理業務。

そして夕方以降に本社へ戻り、残った仕事を片付け、

現場の業務終了後の振り返り、そしてまだまだ残っている事務処理。

 

本社から1時間以上かかる場所にも事業所が複数あったため、

全体の事務処理を管理していた私は、

朝から遠い事業所を訪問することも多々ありました。

 

忙しい、忙しすぎる…

 

と思っていたのは私だけではなく、

社員の誰もが私の業務量の多さに驚くと共に、

私の身体を気遣ってくれました。

 

できるだけマッハで仕事を片付けてはいたのですが、

帰宅が22時を過ぎることもめずらしくなくなり、

帰ったら気絶するように眠っていました。

 

そんな日々を送っていたある日、カンタくんの誕生日が近付いてきました。

カンタくんは当日出張へ行っていて、直接会えないから、

0時を過ぎたら「おめでとう」のメッセージだけ送ろうかな、

と思ったのも束の間、この日も例にもれず22時帰宅し気絶します。

 

朝目覚めると、カンタくんから夜中の1時過ぎに着信が…

全く聞こえなかったため、出られませんでした。

 

しまった!お誕生日にメッセージ送れなかっただけでなく、

せっかく電話くれたのに出られなかったなんて!

バカバカ!私のバカ!と思いましたが、折り返し電話もできず。

 

。。。

。。。

。。。

 

その翌日、事件が起きました。

 

現場の窓ガラスが割れ、2人が大ケガをします。

救急車を呼び、病院へ連れて行き、2人とも縫合するほどのケガでした。

 

そのまた翌日、今度は現場のタブレットが割れます。

 

次の日、私はお休みでしたが、とってもイヤな予感がするので、

休日返上で出勤し、現場にずっといたのですが…

 

イヤな予感が大的中、私が座っていたデスクの真ん前の窓ガラスに、

スタッフがぶつかったのか物が当たったのか分かりませんが、

目の前でパリーン!と音をたてて割れ、破片が飛び散ってきました。

 

幸いにも、ケガをしたのは最初の2人だけでしたが、

私が責任者になった途端、なんでこう割れまくるのか?

と、本当に気持ちが病んでしまいそうでした。

 

 

 

 

 

出張から帰ってきたカンタくんを空港まで迎えに行き、

事故報告をすると、なんと、カンタくんもタブレットを割っていました。

 

「出張先で新幹線に乗っててさ、外はすごい雨で、風もすごくて。

大きな古い木があって、ずっと見ていたら、目の前で雷が落ちて、

その木が真っ二つに割れちゃったんだ。」

 

帰るなりそんな事を話すカンタくん。

 

この、立て続けに起こる「割れる」現象を、自分なりに調べてみましたら、

「古いものを捨て、新しいスタートを切る」

みたいな意味を見つけました。

 

 

現場の状況としてはまさに、古いもの(問題のある前責任者)を降格とし、

新しく私が現場責任者として配置されています。

 

これは、偶然ではなく何らかのメッセージだったのでしょうか。

 

 

あの日から2年経ちましたが、後にも先にもあんなに割れまくったのは、

あの時だけでした。

 

カンタくんは相変わらずタブレットを割りまくりですが…(笑)

 

 

 

つづく

 

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